数学関数2
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● ROUND関数
数値を指定した行数で四捨五入する。次の表のように使うことができます。
注文された個数に対して何箱必要か表示する表です。(1箱20個入りの場合)/ A B C 1 注文個数 1箱単位内数量 必要箱数 2 250 20 13 一見 MROUND と同じように見えますが、こちらは指定した行数で四捨五入します。
必要個数を表示するセルC2に次のように入力します。
「=ROUND(A2/B2,0)」説明
「=ROUND」 → 四捨五入を実行させる関数です。
「A2」 → 注文個数が入力されたセルがA2であることを指定しています。
「B2」 → 1箱に入っている数量が入力されたセルがB2であることを指定しています。
「/」 → 注文個数を1箱内の個数で割ります。
「0」 → 行数を指定しています。0の場合は、小数点第一位で四捨五入となり整数で表示します。
この部分を1に変更すると、答えの表示は12.5となります。 -
● ROUNDDOWN関数
指定した行数で切り捨てる。計算結果から表示された数値の小数点以下をカットして表示できます。
/ A B 1 計算結果 切捨数値 2 15.7 15 切り捨てた数値を表示したいセルB2に次のように入力します。
「=ROUNDDOWN(A2,0)」説明
「=ROUNDDOWN」 → 切捨てを実行させる関数です。
「A2」 → 計算結果が表示されているセルがA2であることを指定しています。
「0」 → 行数を指定しています。0 の場合は、小数点以下を切り捨てて表示します。 -
● ROUNDUP関数
指定した行数で切り上げる。計算結果から表示された数値の小数点以下を切り上げて表示できます。
/ A B 1 計算結果 切捨数値 2 15.7 16 切り捨てた数値を表示したいセルB2に次のように入力します。
「=ROUNDUP(A2,0)」説明
「=ROUNDUP」 → 切捨てを実行させる関数です。
「A2」 → 計算結果が表示されているセルがA2であることを指定しています。
「0」 → 行数を指定しています。0 の場合は、小数点以下を切り上げて表示します。 -
● SUBTOTAL関数
複数の小計があるセルの総合計を求める。1つの関数で複数の関数の計算結果を表示することができます。
/ A B 1 商品A 500 2 商品B 300 3 商品C 450 4 商品D 350 5 集計 400 集計結果を表示するB5のセルに次のように入力します。
「=SUBTOTAL(1,B1:B4)」説明
「=SUBTOTAL」 → 集計を実行させる関数です。
「1」 → 1は平均値を計算する場合に入力します。
この部分の数字を変更することにより、集計結果が変わります。
「2」:数値の個数 「3」:データの個数 「4」:最大値 「5」:最小値
「6」:積 「7」:不偏標準偏差 「8」:標本標準偏差 「9」:合計 「10」:不偏分散
数字を変えて試してみてください。
「B1:B4」 → 集計をするデータが入力されている、セルの範囲が
B1~B4の範囲であることを指定しています。 -
● SUM関数 指定した範囲の合計を求める。(足算、引算)
● SUMIF関数 指定した範囲の検索条件に合ったデータのみ抽出して、その合計を求める。
● SUMPRODUCT関数 複数の列に対した総合計を求める。
● TRUNC関数 少数を切り捨てる。
● ABS関数 数値の絶対値を求める。
● MOD関数 数値を除数で割ったときの余りを求める。
● PRODUCT関数 引数をすべて掛け合わせた数を求める。
● QUOTIENT関数 除算の商の整数部を求める。
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