今回レーシングカートを運搬するためのトランポとして
エスティマからNV350のキャラバンのロングに変えました。
このキャラバンの荷室はフルフラットの平床になっているので
カートを普通に乗せるだけなら便利なのですが
フロア全体がホイルハウスの高さ分高くなっているため
荷室高は標準フロアのキャラバンより狭くなってしまっています。
ただし
平床タイプはホイールハウスの上部がタイヤの形に丸くなっている部分を
をフラットにをカットしているので
標準フロアよりもホイールハウスの高さは低くなっています。
その分タイヤとの接触を避け車高は高くなっているように思います。
そこで
少しでも荷室を広くしたいということでホイールハウスの部分以外は
板とそれを支えるステーを取り除くことにしました。
カートを載せてない時のスペースを有効活用したい理由もあります。
バイク用トランポの場合もこの部分は無い方が便利です。
床板の板はボルトで固定なので簡単に取り外すことができるのですが
それを支えている骨組みとなるステーは溶接で固定されています。
この部分は最初の写真の「Before」を見てください。
溶接方法は主にスポット溶接(鉄板同士を溶かして貼り合わせる方法)です。
次の写真は荷室の前方にある椅子の直後に位置する部分ですが
溶接部分を溶接サイズより大きめのドリルで穴開けして外しました。
※赤丸してあるところです。
結果としてドリルで外すよりグラインダーで削ったほうが早かったです。
椅子の部分も高い位置に固定なので次のステーが固定されています。
椅子は前方に邪魔にならにように折りたたみできますが
そのため椅子の後ろは次のフックにロックするする構造です。
このフックは標準フロアにも付いているものなのでステーを取り外せば下にもあるかな？
と甘い考えでしたが、それはなく加工と作成が必要でした。
フック部分のズーム写真です。
ここのステー全体はボルトでの固定も見えますが、溶接（アーク溶接）もしてあり
狭い場所の溶接は工具も入らず苦労しました。
骨組みとなるステーを全て取り外した写真です。
ホイールハウス上部がフラットであることが確認できます。
両サイドにあるホイールハウスの板は残すのでここのステーは残しています。
椅子があったところの取り外し後の写真です。
椅子をロックするフックどころか、そこの穴さえ開いていません！！
荷室全体の写真です。
得に上下方向はかなり広くなったイメージです。
それぞれのスペースを計測してみました。
椅子の下のスペース幅です。
次のは取り外したステー金具の全てです。
かなり車両重量が軽くなったのでは！
外した椅子の前側をボルトで固定する穴を開けようとしたところ
その下は袋状にステーがあり、ボルトを付けてもナット入れることができません。
しかたなく板金屋さんで溶接してもらいました。
標準フロアで椅子の後ろの脚をロックするフックの部分。
その位置にあたるフロアをカットしてみると金具を付ける穴だけは作ってありました。
フックは無いので、似たようなサイズと形の金具を購入して、ここも溶接です。
後で気が付きましたが、元のフックの金具（フックとそれを溶接した周辺の金具）の
溶接を外せば再利用も可能でした。
※フックだけの再利用はできない。
フロアを次のように綺麗にジュータンぽい素材とフロアシートを貼り
椅子も取り付けた状態です。シート類はビスで固定しました。
キャラバンの後方から見た写真です。椅子は折りたたみしています。
平床の時より空間はかなり広く感じます。
カートは次のように乗せますが、
この写真はこの上に棚を作ろうかとゆことで写した写真です。
レーシングカートはタイヤも付いた完成した状態でそのまま入れる予定だったのですが
左右のリアタイヤの幅より約1cm入り口が狭く
リアタイヤは片方だけ付けた状態なら入ります。
上部の一番広い部分はギリギリタイヤ付きでも通過できますが
その位置まで持ち上げることができません。
棚を作ってハシゴでも掛ければ何とかなるかな？
実はその高さに乗せる脱着可能なパイプの固定を作成して実際に乗せてみましたが
乗せ降しの作業が大変なのでやめました。
排気ガスで膨らむエアージャッキを使えば可能ではあると思っています。
このキャラバンは車検OKの車高を下げるキットで車高も下げました。
フロントバンパーもエアロに変えて次のような感じに！
全て自分1人の作業なのでその作業の写真も撮ってあります。
カートとは関係ないので固定ページを作りアップしようかと思っています。
このトランポにはさらに棚とかカートの固定など加工をする予定もあるので、
またその時はアップします。