KT100SDで利用するキャブレター ワルボロキャブレターをオーバーホール
リペアキットを交換してみたので画像付きの詳細をアップしておきます。
リペアキットというのはこれです。
消耗品なのである程度の期間利用したら交換が必要です。
キャブの調子が不調と思われるようになったら、これが原因かもです。
ダイヤフラムはエンジン始動時は常に上下に動いていますし
それに接続された状態のニードルバルブはキャブ本体接触と離れるを繰り返ししているので
先端が摩耗します。
スプリングも常に動いていますので本来のスプリング力が衰える可能性ありです。
キャブレター内部には燃料通路やエアー通路が多くあるので分解(オーバーホール)した時に
各通路をパーツクリーナーで清掃してやると良いと思います。
エアーガンがあれば通路にエアーを通してやると良いです。
※その時はハイとローの燃料調整のニードルも取り外してやりましょう。
まずダイヤフラムがあるところのフタから外してみました。
上部に+ネジが4ヶ所です。
ネジを外してカバーを取るとダイヤフラムが登場です。
パッキンが張り付いています。
パッキンを剥がすとこんな感じに!
ダイヤフラムはビニール系の薄い材質で出来ています。
これがペコペコと上下に動いて燃料を調整しながら燃料を送り込みます。
なので、とても重要な部分!交換が必須のパーツです。
このダイヤフラムの中央の金具がニードルバルブに繋がるメタルレバーにハメてあるので手前にスライドして外します。
次の写真の赤丸がしてあるところです。
ダイヤフラムを完全に取り外すとキャブレター内部が登場!
メタルレバーとその奥にあるニードルバルブの上部が見えます。
三日月のような型をした金属のプレートはサーキットプレートというパーツです。
これはマイナスドライバーでネジ2個を外します。
ネジ山が浅いのでネジ山を潰さないように力いれて緩めましょう!
これを外すとサーキットガスケットとチェックバルブダイヤフラムという
パッキン状のものが2枚張り付いた状態で取れたりします。
※この2枚の上下を間違いないように外す時に確認しておきましょう!
次にメタルレバーを固定している+ネジ1個を外します。
メタルレバーはニードルバルブにハメてあるので手前に引くように外します。
スプリングもあるので飛ばさないように注意してください。
次のは外した状態です。
スプリングとニードルバルブが見えています。
ニードルバルブを引き抜きます。
バルブの上部の切り欠き溝にメタルレバーがはまるので組み立て時にハメ忘れがないようにしましょう。
赤丸がしてあるところです。
次はその3つのパーツを取り外した写真です。
左からニードル・スプリング・メタルレバーです。
ニードルバルブの先端がゴム質の素材でテーパー形状です。
ここが摩耗したり接触部の当たりが悪くなると燃料調整がまずくなります。
必須交換パーツです。
ダイヤフラムの反対側は4個の+ボルトで固定されています。
燃料ホースの取り付けパイプが付いたこのカバーはポンプカバーという名前のようです。
カバーを外すとパッキン状のものが2枚重なっているのが見えます。
これはポンプダイヤフラムとガスケットで、燃料を送るポンプとして動作するバルブの役割もあります。
この2枚を剥がすと金属のフィルターが見えます。
このフィルターで燃料のゴミを防いでいますが、このキャブは綺麗でした。
パーツにフィルターが付属していたので交換しました。
写真のように待ち針で取り外しました。
新品フィルタの取り付けは、この方法が正しいか?ですが
フィルターのサイズに合ったプラの筒状のものがあったので、それで押し込みました。
各通路を清掃した後に新品パーツを今までの作業の逆順で組み上げます。
ポンプ/バルブパーツの取り付けです。
ガスケットの取り付けです。
この順番を間違えないように!後はフタをしてネジ止めです。
反対側も逆順で新品パーツを取り付けていき終了です。
ネジは小さなパーツなので締め付けには注意です。
必要以上に力入れて締め付けすると破損するかもです。
自分でできる作業なのでやってみましょう。
リペアキットは1000円前後で販売されています。
ヤフオクにも出品されています。
この情報が参考になれば幸いです。
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