日々利用の車をトランポにするには中途半端なエスティマなので
カート積載用のフロアと棚を作りましたので紹介です。
エスティマは8人乗り。セカンドシートとサードシートを倒してフラットになるが
高い位置に乗せることになり、積み込みも出すのも大変です。
荷物も多いと助手席まで荷物に占領されてしまいます。
そこで棚を作り荷物は棚の上に置きスペースを確保!
乗せる高さはカートスタンドとフラットになればベストです。
しかし、
後ろの席は時々人を乗せる必要があるため、棚やフロアは即元に戻せる必用があります。
これらの事情があり、簡単に脱着が可能な棚とフロアを作りました。
折りたたみができるサードシートは残しセカンドシートを取り外しました。
これで5人乗りは大丈夫です。
サードシートを最前にスライドしても足場を確保する空間ができシートが邪魔になる。
そこでシート固定ボルト4ヶ所を外し、座面シートを跳ね上げて折りたたみ
運転席シートピッタリに押し付ける!
次の写真のようにします。
先に完成したイメージを見てください。
フロアは市販の標準サイズの合板の裏に脚になる角材8個をボルトで固定。
角材は完成写真のように高さがカートスタンドとフラットになる長さにカットしています。
反対側に完成写真のようにカートのフレームサイズに合わせてレールのように2本の板を付ました。
これでカートを浮かしてやらないとスプロケットがフロアに接触するので良くないです。
この脚付き合板は車のフロアに乗せるだけで固定はしません。
次に棚を支えるコの字型の脚を作りました。
上の写真の形に木材をボルトで固定しただけです。強度が心配だったので補強の木材追加と
L字型の鉄の棒もボルトで固定しました。
この脚の先を社内の両端にある小物入れ?の穴に、次の写真のように差し込みます。
穴の後部が三角になっているので、その形に合わせてカットする必要がありました。
この部分はプラスチックですが、穴の底はタイヤアーチの金属パネルが密着しているので強度の問題はありません。
この棚脚に次の写真のように車前方から後方へ棚板をささえる角材を固定します。
角材の車前方部分は脱着が簡単なようにヘッドレストの棒に差し込み固定する方法です。
フットレストの金具の棒のサイズの穴を角材に開けただけです。
その後方は次のように角材にボルトを差し込み、ボルトを固定した角材を棚脚の板に差し込み
裏から手で回せるハンドルの付いたボルトで締め付けします。
完成した棚脚に次のように市販の合板を載せます。
合板の車前方となる部分には荷物が前に飛び出さないように写真のような金属パイプを取り付けました。
合板の裏には板が左右にずれないように棚脚の位置に合わせて左右に2本の短い角材をボルトで固定しています。
合板そのものは乗せるだけで固定はしていません。
裏から見るとヘッドレストの部分はこんな感じです。
これで完成なのですが、カートを載せた状態をサイドから見るとこんな感じ!
縦長の角材は2つのヘッドレストの位置(幅)が後方の固定部より狭いので角材は前方から後方へハの時型になっています。
後方から見たカートのみ乗せた状態が次の写真です。
エスティマの後部は幅が狭くなっているので、タイヤとサイドボックスは外す必要があります。
カートがビレルTIAの場合サイドボックスを固定するパイプの幅ピッタリのサイズですが
社内のタイヤハウスが飛び出して狭いのでパイプだけでも無理です。
フロントタイヤも、このタイヤハウスの影響で厳しいですが、付けたままでも入ります。
荷物を全て載せるとこんな感じになりました。(横からみた写真)
後方からの荷造り状態はこんな感じです。
上の棚にはサイドボックス・リアタイヤ・カートスタンド・ケミカル品やパーツを入れた箱を載せ!
100均で買った自転車の荷物固定用のゴムひも2本を左右の角材にフックを数カ所付けてひっかけています。
重いガソリンと工具箱は下へ置き、作ったフロアの板と車のフロアの間に空間もあるので
ここにも幅の狭い工具類が置けます。
レーシングスーツとヘルメットはカートの椅子にビッタリ収まります。
ボルトで固定は2ヶ所手で回せるネジだけなので取り付けも取り外しも簡単です。
椅子を元の位置に戻すのが椅子が重いから大変ですが、さほど苦労でもありません。
トランポを今から用意するなら、中途半端なサイズのエスティマより軽バンの方が
何かと経済的で荷物スペースも大丈夫です。
ベストなのはやはりハイエースクラスのサイズのバンですね!
今お持ちの車をレーシングカートの運搬用トランスポータにする参考に少しでもなれば幸いです。