KT100SDのダイレクトエンジンだと押しがけですが
1人で押してもエンジンがなかなか始動せず困ったことがありました。
複数の人に何度か押してもらい迷惑をかけてしまったので
押しがけ用のカートヘルパーを購入しようと思ったのですが
その作りを見ると単純な構造なので作ってみることにしました。

カートヘルパーはカートを押しながらシートの裏に付けた
スロットルレバーを手で操作してアクセルを開くパーツです。
押しながらもエンジンは始動してくれるので助かります。
スピンして止まってしまった時も楽勝でエンジン始動できました。

作成にあたり
手元に予備のアクセルワイヤーがあったので
スロットル用に使う金具とワイヤーを固定する金具2個のみ購入でOKでした。
金額は500円以内で作れました。
ヤフーショッピングで新品が6480円で販売されていました。
予想以上に高価なパーツです(^^;)

とにかく単純に簡単な作りにしました。

次の写真はシートの裏に付けたスロットルレバーのパーツです。
カートヘルパー

拡大してみました。
カートヘルパー拡大図

スロットルレバーは穴が複数開いた平金具です。
支点用のボルトを通すので最初から穴が開いていると助かります。
ボルトのサイズにあった穴の金具を選択しました。
穴のサイズにボルトサイズを合わせてもOKですが!

ボルトサイズの穴1つをシートにも開けてボルトを通し
スロットル金具とシートの間に5mmくらいのボルトを入れて金具を浮かし
外側からロックボルトで固定します。
スロットルが抵抗なく動くようにロックボルトの締め付け具合を調整。

レバーの先っちょが丁度シートのステーに当たるようにしたので
レバーのストッパーを作る必要がありません。

ワイヤーを固定するL型の金具も穴あきのものを購入!
これもシートに穴をあけてボルトで固定。
ワイヤーを写真のように通してナットで固定。
ケーブルをスロットル用金具の穴に通して専用の止め金具で固定!

この部分をもう少し拡大した写真です。
さらに拡大した写真

スロットルレバーの拡大写真です。
固定方法をよく見えると思います。
スロットルレバーの拡大

ワイヤーの固定部分(L型金具)の拡大です。
L型金具の拡大写真

赤丸のところでワイヤーの長さを調整します。

ワイヤーの反対側は純正でフレームに固定されている金具に
穴の開いた金具をL字に曲げて取り付けました。
ワイヤーの反対側固定金具

上の写真のようにシートから来たワイヤーをヘアピンカーブのように曲げて
追加したL型金具の穴に通しています。

この部分の拡大写真です。
固定部分の拡大写真

写真の赤いラインのワイヤーが元からある純正のアクセルワイヤーです。
青いラインのワイヤーがヘルパー用に追加したワイヤーです。

さらに拡大した写真です。
ワイヤー固定専用金具

写真のように2つのワイヤーを専用のワイヤー止め金具で繋ぎました。

ヘルパーのスロットルレバーを手で引くと元からあるアクセルワイヤーを強制的に引っ張り
足でアクセルを踏みこんだ時と同じように引っ張る仕組みです。
ワイヤーを繋ぐ位置も重要ですが、微調整はワイヤー固定部のボルトの位置をナットで調整。
シート部と両方で調整しました。

※カートヘルパーのスロットルレバーから手を離した時にキャブレターのスロットルが
確実に閉じることを確認する必要ありです。
ヘルパーのワイヤーが影響してスロットルの戻りが悪いと減速できないなど事故する可能性ありです。
調整しても戻りが悪いときは
キャブレターのスロットルのレバーに穴が1個空いているので
そこにリターンスプリングを追加して戻りをよくする方法もあります。
このスプリングがキツイとアクセルが重くなる可能性もあるし
アクセルを踏み込みした時にスロットルが全開になっていることも確認する必要ありです。

自作で心配だったのですが、実際にサーキットで利用してみると効果絶大でした。
ビックリするほど1人でも簡単にエンジンが始動してくれました。
実はこの後にセル付きのROTAX MAXにエンジンを変えてしまったので
利用したのが1日だけとなってしまいましたが・・・。

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