これはレーシングカートに付けるLapcom用の電源を外付け利用に変更する提案です。

ググってみると、色々な方法で
Lapcomの外付けバッテリーを改造して付けているのが見つかった。
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※説明が長いので読むのがめんどくさい人は下のほうに記載の
具体的な方法へ一気に飛んでください。
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100均の充電電池を使う方法とか
バッテリーケースの電池は外して
モバイルバッテリーの電圧を下げてケースに接続する方法。

そして電圧を下げる方法はダイオードを使う方法や
可変コンバーターを使う方法など。

サーキットで見たのはモバイルバッテリーの電圧そのまま
下げなくて使ってたのもあった。

◆パーカルさんに質問してみた!

そこでLapcom販売元のパーカルさんに問い合わせてみた。

質問はニッケル水素電池を利用しているから充電電池が3.6Vだと思いますが
普通の電池なら4.5Vといことになるので
Lapcomは4.5Vで設計されていますか?
また、モバイルバッテリーは電圧下げずに接続して大丈夫でしょうか?

この答えは
「4.5Vの設計にはなっておりません。高い電圧ですと故障する可能性がございます」

ほぼ予想していた返事ではありました。
販売元が記載しいる以上の電圧で大丈夫なんて返事してトラブル発生したらマズイですもんね!

もしかして意外な返事が来るかと一応確認だけはしておきたかったので(^^ゞ

◆実際に電圧を計測してみた

★アダプター
純正のLapcomの電池を充電をするアダプターは
100Vを6Vに出力するように表示されているが
実測値は出力 6.2Vだった。

この0.2Vは計測に利用したテスターの誤差なのか
実際に6.2Vなのかは?

★卓上充電器

次にLapcomの卓上充電器の出力を計測してみた
これを計測すると直接電池を充電する時にかけている電圧がわかる。
実測値は5.6V

Lapcomのバッテリーは3.6Vなのにかなり高い電圧かけてるね!
先ほどの0.2Vの誤差かと思われる数値を引いても
電池を充電する時に5.4Vはかけていることになる。

ということはLapcomの充電電池にモバイルバッテリーの5Vをかけても大丈夫ということになる。
これはLapcom本体に5Vかけても大丈夫ということではない。
あくまでも電池の充電に使う電圧です。

★Lapcom純正の電池

Lapcomの充電電池の出力を実測すると4.1Vあった。
これは電池が満充電された時に測った数値です。

電池に表記の3.6Vよりかなり高いですね。

これは先ほどの誤差かと思われる0.2Vを差し引いても3.9Vだから
Lapcom本体には3.9Vかけても大丈夫ということになる。

★モバイルバッテリー

手持ちのモバイルバッテリーを実測してみると
出力は5.1Vだった。
あれ?他の人のデータと同じだ。 0.2Vは誤差ではなかったのかも?

外付けモバイルバッテリーの改造をしたブログ
を確認してみると
満充電時は4Vくらいと書いてあるので実測値4.1Vはほぼ正解ですね。

◆具体的な改造方法(提案)

上記の結果から検討してみると
安全にということで「可変コンバーターを使う方法」に決定!?
これが確実に電圧を調整できる。

詳細はここのブログに記載してあるのですが
素人でも解るようにまとめておきます。

1、純正の電池はケースのフタを外して中の電池3本を外す。

 次の写真の矢印のラインにカッターを入れてフタを外すらしい。

Lapcomの電池ケースをカット

2、「可変DDコンバータキット」なるものを購入する。
 秋葉電子通商で500円と安いけど送料が500円も必要。
 正式品名「LXDC55使用DCDCコンバータキット(降圧 可変出力)」

Lapcomへの電圧変換用のコンバーター

3、ブログでは可変DDコンバータキットの青い部品を外すのですが 
 めんどくさいです。
 これたぶんケースのサイズの都合上だと思うのだが?

 基盤2.5cm + 可変抵抗1.2cm = 3.7cm
電池ケース内部 約4.3cm

このサイズだけ見ると入ってしまいそうだけど
 配線のスペースも必要だから?
 
 青い可変抵抗は付けたままに、
 もしもケースより飛び出したらケースをカット。
 飛び出したパーツはシリコンシーラントなど塗って防水でいいかな?

 これだとダイヤル回して電圧調整したら抵抗も付ける必要なし。

4、ヒートシンク(冷却用)にコンバーターをネジ止めします。
  ヒートシンクは50円くらい(秋葉電子通商で同時に購入)
   
6、USBケーブル(100均)とコンバーターをハンダ付します。
  コンバーターで電圧を下げた出力を元の電池の配線へハンダ付します。

 コンバーターへの具体的な接続です。
 次の3つの端子あり
 I:USBのプラス(+)を接続
 G: USBのマイナス(-)と電池ケースのマイナス接続
 O: 電池ケースのプラス(+)へ接続

LXDC55の配線方法の図解

lxdc55実物の配線
 
 ※USBケーブルの配線はカットすると4本あるのですが、
 使うのは2本だけ「赤」がプラスで「黒」がマイナスです。
 これは規格で決まってるらしいのでどのUSBケーブルでも同じです。
 
7、後は配線を固定するために接着材で固めフタを付けて完了。

※電池を外した時に時計の再設定必要の件は
 USBケーブル2本並列に接続して出しておけばいいんじゃないかなー。
 モバイルバッテリーを外す前に仮のバッテリー接続しておいてから外せば良い気がします。

これまだ実際に実行してないので、あくまでも参考までに

★こんなのめんどくさいと思ったらダイオードの方法で!
コンバーターの代わりに使います。
ダイオードは1N4007を2個使うと4.45Vになるそうです。
20本入りでもたったの100円。

ダイオードのほうが超簡単!心に迷いが・・・

「なるべく安全な方法でLapcomの外付けモバイルバッテリーの電源作成を検討してみた!」への1件のフィードバック

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